高速道路の一部区間が最高速度120キロになります
既にニュースで取り上げられていますが、高速道路の一部区間で最高速度が時速120キロに引き上げられます。(大型トラックなどの大型貨物自動車は対象から除かれて80キロ規制が維持)
対象となる区間は新東名高速道路が約50キロメートル、東北自動車道が約27キロメートルになります。
少なくとも1年間は試行を続けるようですが、特に問題がなければ時速120キロの対象区間はいずれ全国に広がっていくと思われます。
そうなると少しでも早く目的地に行きたい方、スピードの出る車を所有している方にとっては朗報だと思います。
軽自動車には辛い高速道路
しかし乗っている車が軽自動車の場合、手放しで最高速度が時速120キロになることを喜ぶことができません。
私が軽自動車のワゴンRに乗っていて、高速道路で常時時速120キロを出して走行するのは難しい事を知っているからです。(スピードメーターの目盛りは140キロまでありますが)
私は今まで軽自動車で高速道路を何度か走行したことがありますが、時速100キロを超えた辺りでエンジンの音が苦しくなります。
トヨタのヴィッツのような小型車を乗っている人からすると、小型車より一回り小さいくらいの軽自動車が、時速100キロを超えて走るのが苦しいと聞くと不思議がるかもしれません。
その理由は小型車のエンジンの排気量が一番小さな車でも1,000ccはあるのに対し、軽自動車は約半分の660ccしか無いからです。(エンジンの排気量=人間の心臓の大きさと考えてみて下さい)
また、高速道路の上り坂になるとアクセルペダルを車のフロア(床)にベタ付けしても、時速100キロすら出すのも難しくなります。
軽自動車は左車線を走るのが無難です
将来、更に車は安全性能が上がり、安全装備が進歩していきます。
そうなると当然、高速道路の制限速度は上がっていくでしょう。
しかし軽自動車のエンジンの排気量は今より大きくならず、自主規制でエンジンの馬力は64馬力が上限のため、出せる速度は今までとそう変わりはないでしょう。
そのため軽自動車が小型車と同じ車線を走行した場合、スピードの出ない軽自動車を後続の小型車があおりを運転する恐れが出てきます。
危険運転を誘発させないためにも軽自動車は左車線を走行した方が良いと私は思います。
それでも私が軽自動車を乗る理由
ここまで書くと軽自動車ではなく小型車を所有したほうが良いのではと思われるかもしれません。
それでも私が軽自動車を選ぶのは次の点です。(小型車と比較して)
- コンパクトな大きさなので狭い道路や駐車場で運転しやすい。
- 購入価格が安い。
- 維持費(自動車税などの税金、自賠責保険、任意保険)が安い。
- 下取りに出す場合、高値がつきやすい。
高速道路をよく利用する、乗員が運転手を含めて5名以上の場合(軽自動車の定員は4名)なら小型車を選びますが、現状では軽自動車が合っているなと思います。